子育てコラム
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子育てをしていると、「うちの子はすごく甘えん坊だけど、このまま甘えさせていいの?」と思うことがあります。それはもしかしたら、「甘え」と「甘やかし」を混同しているのかもしれません。子どもの甘えは成長過程において、とても大事なことです。では、子どもの甘えに対してどう対応すればいいのでしょうか。
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●「甘え」は、子どもが心を安定させたくて行う自然な行為
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まずは、「甘え」と「甘やかし」の違いを知ることが大切です。「甘え」とは、子どもが心から信頼する人に対して、心を安定させたくて行う自然な行為です。特に、子どもにとって“心の基地”でもある親に対しては、思いっきり甘えてくるでしょう。
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「ママ(パパ)、抱っこ!」と子どもがせがんだときに、「あまり抱っこばかりしていると、自立心のない子に育ってしまうのでは?」と心配するママやパパもいるのですが、そんなことはありません。逆に、子どもは自立への準備をするために、今のうちに思いっきり親に甘えたいと思っているのです。
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●「甘やかし」は、子どもがやらなければならないことを親がやってしまう行為
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一方で、「甘やかし」とは、子どもが自分でしなければならないことを、親がやってしまう行為です。これについては、親として毅然とした態度をとる必要があります。
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たとえば「服を着させて!」といったように、自分が面倒なことを親にやらせようとする態度を示したときは、「大丈夫、できるよ。自分でやってみようね」というように、優しく子どものやる気を促しましょう。
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もちろん、自分でまだきちんと服を着られないのに、何とか着られるようにしようと、躍起になる必要はありません。服を着られるようになるのが、多少他の子に比べて遅かったとしても、子どもの成長にとって何の影響もないからです。何事も焦ることなく、子どもの自然な成長に合わせて、のんびりと見守る気持ちが大切です。
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●たっぷりと甘えて満足した子は、自立するのも早い
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子どもが親に「甘えたい」と思っているときは、迷わずに十分甘えさせてあげましょう。「こんなに甘えさせてしまっていいの?」と心配する人もいますが、逆に言うと、子どもが親に思い切り甘えられるのは今しかありません。
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むしろ、十分に親に甘えることができた子どもは、心が満たされ、やがて親が何もしなくても自分から自立していくでしょう。
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●たっぷり甘えさせてあげるには、どうしたらいい?
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では、子どもをたっぷり甘えさせてあげるには、どうしたらいいのでしょうか?たとえば、子どもが「ママ(パパ)抱っこ!」「お膝にのりたい」と言ってきたときは、いつでも優しく受け入れてあげましょう。
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そして、ときどきは親の方から子どもを抱きしめてあげて、愛している気持ちを肌で伝えることが大切です。「自分は愛されている」と感じた子どもは、すくすくと素直に育っていきますよ。