子育てコラム
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パパ、あるいはママが残業の多いご家庭では、どうしても一人でワンオペ育児をすることになります。ところが、夜は子どものお世話から夕食の支度、お風呂、歯磨き、寝かしつけまで、やらなければならないことが山積み。育児を一人でこなすのは、本当に大変です。「もうこれ以上無理」と、匙を投げたくなることもあるかもしれません。そんなときは、どうやって乗り切ればいいのでしょうか。
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●まずは夫婦でよく話し合ってみる
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ワンオペ育児をしなければいけなくなったときに、まずやっておきたいのが、夫婦でよく話し合うことです。「自分だけで何とかしなくちゃ」と思わずに、平日の夜をどうやったらワンオペで乗り切れるのか、パートナーとアイデアを出し合ってみましょう。
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そうすることによって、パートナーも自分の大変さを理解してくれますし、少しでも時間があるときはサポートする側に回ってくれるでしょう。たとえ現実に手伝ってもらうことができなくても、「自分を理解してくれている」という安心感は、ワンオペ育児をする上で大きな励みになります。
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状況が許すのであれば、ときどきは家事代行サービスなどを頼んだりしてもいいかもしれません。それでも辛くなってしまったときは、何でも話せる友人に愚痴をこぼすなどして、上手にストレスを発散させましょう。子育てには必ず終わりがあるので、大変な時期をあの手この手で乗り切り、自分の体と心を少しでも楽にしてあげることが大切です。
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●便利家電や調理キットなどを活用する
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1日の時間は限られているので、育児や家事をいつどの順番で行うかを考えて、計画して動くのがポイントです。お掃除ロボットや時短家電、ミールキットなど、家事の省力化につながるものを取り入れるのもよいでしょう。
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そして、今が一番大変な時期だということを自覚し、「家事は60%できればOK」というようなアバウトさを持つことも必要です。ワンオペで完璧な家事はなかなかできませんので、できないことに目を向けるよりも、「今日も家族が皆、健康で過ごせた」というように、できたことを喜ぶ気持ちを持つようにしましょう。
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●子どもと向き合う時間は何とか作り出しましょう
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まるで嵐が吹き荒れるように、毎日とても大変なワンオペ育児ですが、1日のうちで子どもとしっかり向き合う時間は、何とか作り出したいものです。
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特に、昼間子どもを預けて働いているママにとって、帰宅後に子どもとじっくり向き合う時間をつくることは、何にも代えがたいほど重要です。子どもが「ねぇ、ねぇ、聞いて」と言ってきたら、家事をやめて子どもの目を見つめ、最後までしっかりと聞いてあげましょう。
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何時間も子どものために費やすことはできませんが、毎日ほんのわずかでも話を聞いてあげることができたら、子どもは忙しい生活の中でも「親に愛されている」と実感します。乳幼児期に親に受け入れてもらえた経験を持つ子どもは、健やかにのびのびと育っていきますよ。