子育てコラム
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子育て期は毎日がハラハラドキドキの連続ですが、家の中にいるときはつい気が緩んでしまい、パパやママが見ていない所で子どもが思わぬ行動に出ることがあります。子どもの事故は自宅の中で起こることが多いものです。危険ポイントをしっかりチェックし、子どもの成長に合わせて適切なサポートをしましょう。
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●「子どもがどんな行動をするか?」を予測して、先回りすることが大切
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赤ちゃんが生まれてからおすわりの時期までは、自分から場所を移動することがないので、事故らしい事故はあまり起きません。室内の安全チェックが必要になってくるのは、ハイハイをするようになった頃からです。
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家中を自由に這い回るようになり、何でも口に入れたり、熱いものや危ないものを触ってしまったりと、ママパパは毎日気が気ではありませんね。
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子どもの月齢・年齢によって行動パターンが違うので、それに合わせて「ここを触ると危険」「ここに手を挟むことがあるかもしれない」といったように行動を予測し、先回りして対処しておくことが大切です。
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●キッチンやリビングには、ヒヤリとするポイントがいっぱい
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自宅の中でも、特にヒヤリとすることが多いのが、キッチンとリビングです。たとえば夕方の忙しい時間に、親がキッチンで夕食の支度をしていると、ふと目を離した隙にお子さんがテーブルクロスを引っ張り、食器が頭に落ちて怪我をしてしまったというようなこともあります。
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子どもが小さいうちは、できればテーブルクロスを使わず、ポットや炊飯器なども手の届かない場所に置きましょう。シンクの下に包丁を収納しているご家庭も多いのですが、これも子どもの手の届かない場所に移動させるのがベストです。
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子どもがたくさんの時間を過ごすリビングにも、細心の注意が必要です。床の上にいろいろなものが置いてあると、誤飲の原因になるので、すべて高い場所に移動させましょう。タバコの吸い殻や薬なども、テーブルにさり気なく置いたりすると、手を伸ばして食べてしまうことがあります。子どもに食べられて困るものは、必ず高い場所に避難させておくことが大切です。
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●備えておくと安心な、室内の安全グッズ
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ネット通販などでは、子育て用のさまざまな安全グッズが販売されています。たとえば、テーブルやタンスなどの角が尖っていたら、「コーナーガード」でカバーしておきましょう。扉の開け閉めで指を挟むことも多いので、「ドアストッパー」を付けておくと安心です。
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コンセントでいたずらしないよう、「コンセントガード」も必要ですね。子どもがどんな行動に出るかを考えて、必要なものがあれば、適宜取り付けておくとよいでしょう。