子育てコラム
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ダイエットをがんばり過ぎると、どこかでリバウンドを起こして、かえって太ってしまうことがありますよね。子育ても同じで、あんまりがんばり過ぎるとリバウンドしてしまうので、気を付けましょう。
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特に何事も本気で一生懸命がんばるタイプのママやパパは、注意が必要です。子育てもダイエットも、“ほどほど”が大切。肩の力を抜いて、リラックスして子育てをしましょう。
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●理想通りの子育てができる親は、ほとんどいない
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赤ちゃんが生まれると、育児の本を読みあさり、その通りの親になろうと努力する人がいます。たとえば、「0歳は脳が最も発達する時期だから、そのときに大量の情報をインプットしてあげないと」と真剣に考え、できる限りの早期教育をしようとがんばるママやパパもいるようです。
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でも、親が教育にあまりに真剣になり過ぎると、思った通りに子どもが反応しなかったときに、苛立ってしまうこともあるでしょう。「私がこんなにがんばっているのに成果が出ないのは、子どものせいに違いない」と、子どもを責めてしまうことがあります。また逆に、「この子が伸びないのは、私が悪いから」と、自分自身を責めてしまう人もいます。
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●子育てで一番大切なのは、子どもの気持ちに寄り添うこと
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親なら誰もが、子どもが小さい頃は、自分の理想通りに育てたいと思うものです。でも、実は理想通りの子育てができる親というのは、ほとんどいません。なぜなら、親と子どもは別の人間だからです。子どもは自分のやりたいことをすでに心の中に持っていて、親は子どもがそれに気づき、自分の力で切り拓いていくのを、ただサポートしてあげるだけでいいのです。
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子育てで一番大切なことは、親が何かをしてあげようとがんばることではなく、子どもの気持ちに寄り添ってあげることです。「ママやパパは自分のことをわかってくれている。いつも見てくれている」という安心感や幸せ感があると、子どもは放っておいてもスクスクと育っていきます。
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●いいママやパパになろうとせず、自然体で育児を
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いいママやパパになろうとすると、そうなれない自分に苛立ち、ストレスが溜まる原因になります。育児が思う通りにいかないと、「自分は子育てに向いていない」と思ってしまったり、「私はダメな親だ」と落ち込んでしまったりすることもあるでしょう。
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でも、そんな不機嫌な親を見て、一番悲しい思いをするのは子どもです。逆に、いいママやパパになろうとせず、自然体で育児をしている親は、子どもと大らかに接することができます。そんなママやパパのことを子どもは大好きで、家庭にはいつも笑顔が絶えません。
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「自分は子育てをがんばり過ぎている。もしかしたらリバウンドしてしまうかも」と感じる人は、あらためて自分自身の気持ちを振り返って、“がんばり過ぎ”にブレーキをかけてみてはいかがでしょうか。そして、まずは「ありのままの子どもを愛すること」から、始めてみるとよいかもしれません。