子育てコラム

かかりつけ医はどうやって選べばいい?
~初めて小児科を探すときに知っておきたいポイント~

赤ちゃんが生まれると、1カ月健診が終わるまでは産婦人科に通いますが、それからは小児科に通うことになります。「かかりつけの病院を探さなくては」と思っても、いったいどうやって探したらいいのか、迷う人も多いかもしれません。そこで、お子さんのかかりつけ医を探すときに、知っておきたいポイントをご紹介しましょう。

●かかりつけ医は大病院がいい?それともクリニック?

ひと口に小児科と言っても、総合病院や大学病院の中にある小児科もあれば、地域に根付く小さなクリニックもあります。かかりつけ医を選ぶときはどちらを選んだら良いかというと、やはり大病院よりは、地域の小児科クリニックを選んだ方がいいでしょう。

総合病院や大学病院は、基本的にかかりつけ医に紹介されて行く場所なので、紹介状がないと別料金を取られる場合もあります。

日本の医療は世界的にもレベルが高く、大病院と地元のクリニックとは連携しているので、何かあればいつでも大病院にかかれるシステムが整っています。お子さんに特に大きな問題がない場合は、やはり大病院よりもまずは地域の小児科クリニックに通うのがよいでしょう。

●自宅から近いことは、小児科を選ぶ際の必須条件

育児に対してはっきりした方針を持っているパパ・ママの中には、車や電車で30分以上かけて、遠方の小児科に通っている人もいます。でも、小さなお子さんは急に高熱を出すこともあり、体調の悪いときに長い時間をかけて小児科に通うのは、あまりおすすめできません。

それよりは自宅の近くで気軽に行けるクリニックを選び、いつでもすぐに診察してもらえる方が安心です。クリニックによっては、子育て中のさまざまな悩みを相談できる機会を設けたり、育児への理解を深めるためのセミナーを開いている所もあります。病気のときだけでなく、そういう点でも、地元のクリニックは何かと心強いでしょう。

●医院情報をチェックし、実際に受診してから選択を

かかりつけ医を選ぶ際は、「外観がきれいだから」といった見かけだけでなく、先生の専門や実績、診療内容、診療時間などについて、クリニックのホームページや口コミの情報からしっかりチェックし、「ここなら」と思えるところを選びましょう。

そして実際に受診をしてみて、先生がどんな人柄か、小児医療に対してどんな考えを持っているか、院内は清潔かなどを、自分の目で確認してみることです。小児科とは10年以上も続く長いお付き合いになるので、パパ・ママとの相性が良いかも含めて、慎重に選ぶことが大切です。

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