子育てコラム

おじいちゃん・おばあちゃんと
接していますか?
~手ばなしで子どもを可愛がってくれる、
愛情のルーツ~

子育てが終わって静かに暮らすおじいちゃん・おばあちゃんにとって、孫の存在はたとえようもないほどかわいいもの。

「おばあちゃんは子どもを甘やかすから」と悩むママもいますが、その"甘やかしてくれる存在"こそが、子どもの心を豊かに、大らかに育ててくれます。パパとママ、両方のおじいちゃん・おばあちゃんと上手に接して、お互いがハッピーになれる方法を見つけてみましょう。

●なるべく機会を作って、コミュニケーション
子育てに追われるママと違って、時間のたっぷりあるおじいちゃん・おばあちゃんは、ゆったりとした心で孫と接してくれます。核家族で暮らすファミリーは、休日などにできるだけ時間を作って、家族みんなで実家に遊びに行きたいですね。

 「田舎が遠方で」という場合は、電話をかけたり、子どもの写真入りの手紙を送るのも良いでしょう。最近はスカイプなどを活用して、遠くのおじいちゃんおばあちゃんと上手にコミュニケーションするママも増えて来ました。

大切なのは、パパとママの両方のおじいちゃん・おばあちゃんを、同じくらい大切にしてあげること。たとえばママの実家が近くて毎日のように行き来していても、遠くにいるパパのおじいちゃん・おばあちゃんの存在を常に忘れないようにしましょう。ときどき電話で声を聞かせたり、子どもに写真を見せて「お正月になったら遊びに行こうね」などと日頃から話しかけていると、再会したときの雰囲気も違うはずです。パートナーのご両親を大切にすることは、夫婦円満の秘訣でもありますね!

●パパやママだけでは伝えられない、あんなことこんなこと
おじいちゃん・おばあちゃんは生活情報の宝庫!パパやママが知らないような昔話を、子どもたちにたくさん教えてくれます。例えば「テレビがない時代は、こんな風にして遊んだのよ」とか、「川でこんなに大きなザリガニを釣ったんだよ」とか。さり気ない心の触れ合いが、子どもたちの情緒を豊かに育み、無条件に愛してくれる人がそこにもいることを教えてくれます。

ママにとっても、おじいちゃん・おばあちゃんの存在は絶大です。育児の基本は、今も昔も変わらないもの。母乳のあげ方、離乳食の作り方、おんぶや抱っこのしかた、子どもの遊ばせ方など。

おばあちゃんが自分を育てた時の話は、どんな育児書よりも貴重なバイブルです。「離乳食を食べたがらないんだけど...」「夜寝かしつけるときはどんな絵本を読んだらいい?」など、ママから相談されることで、おばあちゃんもますます孫が身近に感じられるでしょう。

●ときには子どもを預けて、夫婦ふたりだけの時間を持つことも
子どもがおじいちゃん・おばあちゃんになついているなら、ときには思い切って子どもを預けて、パパとふたりだけの時間を作ってみては?忙しさにまぎれて、夫婦の会話も忘れがちな子育て期。上手に心をリフレッシュさせることで、「さあ、明日からまた子育てがんばろう!」と意欲も湧いてきます。結婚記念日などに、夫婦ふたりの想い出の場所でディナーを食べるのも良いですね。

何かにつけて孫の顔が見たいおじいちゃん・おばあちゃんにとっても、孫を預かるのは一緒に遊ぶ絶好のチャンスです。ただし、あまり長時間にならないよう気を付けるのも、預ける側のマナー。孫が可愛いのを通り越して疲れてしまう前に、おじいちゃん・おばあちゃんの好物をお土産にお迎えに行きましょう。

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