子育てコラム
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独身時代は当たり前のように「○○さん」と苗字を呼ばれ、仕事に、習い事に、私生活にと、キラキラした日々を送っていた女性。でも結婚し一児の母になったとたんに、周囲からは「○○ちゃんのママ」と呼ばれ、おむつに授乳にと寝る暇もないほど忙しくなってしまいます。
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でも、そんな多忙な子育て期は、同時に子育て後の人生への充電期でもあるのです。ほんのわずかでも自分自身を見つめる時間を持ち、"子育て中の今だからこそできること"を見つけてみましょう。
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●いま一番興味があることは何ですか?
「自分の時間もないし、家計のやりくりも大変だし。やりたいことがあっても子連れではどこにも行けないわ!」と諦めてはいませんか? 確かに、独身の時のようなリッチで自由な楽しみ方はできないかも知れません。でも、子育てから離れて自分だけの世界を作るのではなく、子どもと一緒に自分も成長して行こうと思えば、道はあらゆる所に開けているのです。 -
たとえば、子どもの離乳食を通じて「食育」に興味を持ったなら、地域の食育サークルに入ってみるなど...。いま自分にとって一番関心のあることを追求してみるのも良いでしょう。地域の市報や公民館の掲示板、食材宅配会社のお知らせなどを見ると、託児付きのセミナーや親子イベントを数多く企画しています。本当に必要なことは、知りたいこと、やりたいこと、ワクワクすることの中から生まれて来るものです。
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「何をやったらいいかわからない」というママは、地域の子育てサークルなどに入ってみるのもひとつの方法です。公園のママ友とはまた違い、活動的で前向きなママ仲間と接することで、子育ても自分磨きにも積極的になれるかも知れません。
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●「継続は力なり」。わずかな努力の積み重ねが一生の宝物に。
たとえ毎日15分でも、自分のやりたいことに取り組めば、子育て後の人生にきっと大きなプラスとなります。子どもがお昼寝をしているとき、夜絵本を読んで寝入ったとき。わずかな時間の隙間に無理せず、コツコツと「今しかできないこと」に向かってみましょう。 -
目指している資格があれば、通信教育やネットスクールで学ぶのも良いですね。外国語を学びたい場合などは、親子で楽しみながら他言語を学ぶサークルもあります。子育てと自分磨きの一石二鳥になるかも知れません。
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「子育てが一段落したら、こんな自分になっていたい!」という将来のイメージを持っておくことも、とても大切です。家庭のことで悩んだり、子育ての大変さに忙殺されてしまいそうなとき、"未来の自分"を思い起こすことで大きな励みになるでしょう。
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●ときには「文明の利器」に甘えてみることも
「やりたいことはあるけれど、家事と育児で手一杯」というママは、自分の一日のスケジュールを書き出してみましょう。掃除や炊事に予想以上の時間を取られているなら、食洗機や圧力鍋などをうまく活用して、家事時間を短縮してみても良いですね。最近はお掃除ロボットなどを上手に活用しているママも多いようです。 -
大切なのは、今の生活を子どもと一緒に"とことん楽しむ"こと。ママの笑顔を見ることが、子どもは何より大好きなのですから。