子育てコラム
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保育園や幼稚園のホームページを見ると、「子どもの自主性を育てる」といった言葉を見かけることがあります。でも、そもそも子どもの自主性とはどういうことでしょう。
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そして乳幼児の子を持つママは、自主性のある子どもに育てるために、どんなことを心がけたらよいのでしょうか。
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●なぜ子どもにとって、自主性が必要?
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自主性とは、自分がやりたいことを自分で見つけ、行動できる力のことを指します。「小さな子どもに、そんな力が必要なの?」と思うかもしれませんが、自ら考え行動できる力は、大人になって社会でたくましく生きていく上でとても大切です。
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なぜなら、これからの時代は記憶力がいい人よりも、“自分で考え行動できる人”が活躍する世の中になるからです。2020年には教育改革も行われ、生徒が主体となって取り組む「アクティブラーニング」が、学校教育の柱のひとつとなります。
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いま乳幼児期の子どもたちは、こうした教育改革の真っ只中で、学生時代を送ることになるでしょう。
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●毎日のさり気ないママとのやりとりが、子どもの自主性を育てる
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とはいえ、「アクティブラーニングと乳幼児の子育てと、いったい何の関係があるの?」と思う人も多いかもしれませんね。“自主性”などという言葉を出すと、何か特別な教育をするようなイメージがありますが、けっしてそんなことはありません。
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子どもの自主性を育てるためにとても大事なのが、毎日のさり気ないママとのやりとりです。たとえばトイレトレーニングをするときは、「お友だちの○○くんは、パンツをはいていてかっこいいよね」というように、子どもが自分からパンツをはきたくなるように促してあげましょう。
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「ママに言われたからパンツをはく」のではなく、「自分がパンツをはきたいからはく」という意思をもって行動することが、子どもの自主性を育てる上でとても重要です。
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●ママが口出しをしないで、じっと見守ってあげることも大切
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子どもの行動によく気付き、きめ細かな対応のできるママがやりがちなのが、“過干渉”です。たとえば子どもが遊ぶおもちゃを自分で選ぼうとしたときに、そのおもちゃが子どもにとってちょっとレベルの高いものだった場合、「そっちじゃなくて、こっちの方がいいんじゃない?」と言いたくなることもあります。そんなときは子どもの自主性を育てる観点も考えて、あまり言い過ぎないようにしましょう。
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ママに言われておもちゃを変更すれば、そのときは楽しく遊べるかもしれませんが、同時に子どもは「自分が選ぶより、ママの言われた通りにした方がいい」と思ってしまいます。
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ママは子どもがやることに口や手を出すのではなく、危険がないかどうかだけを注意しながら、ただじっと見守ってあげましょう。子どもが自分で好きなおもちゃを選べば、「これはつまらない」と自分で気づき、「じゃあどれを選んだら面白いのだろう?」と考えることができます。この“考える力”こそが、子どもの自主性を育てるためにとても大事な要素なのです。