子育てコラム

ママの喜ぶ顔は、
子どもにとって最高の宝物
~認めて、ほめて、健やかな子育てを~

家事に育児に、毎日大忙しのママ。お子さんが家のものを散らかしたりすると、ついイライラとして「なんでこんなことをするの?」と叱ってしまうこともあるでしょう。でも、ママの悲しい顔や怒った顔を見ると、お子さんはかえって萎縮して、何もできなくなってしまうもの。これが大人であれば、疲れたママの姿を見て気を使ったり、手伝うこともできるのですが、子どもはそうはいきません。

子育てには、上手にやる気を出させるコツや、いい意味の要領の良さが必要です。まずはお子さんの気持ちになって、認めて、ほめてあげることからスタートしましょう。

●何かひとつでも、できたことをほめてあげることが大切
ハイハイが上手にできたとき、食事を最後までしっかりと食べたとき、「すごい!今日はこんなことができたのね。えらいね」と、お子さんの目を見て笑顔でほめてあげましょう。「うちの子はまだ言葉がわからないから」というママもいるのですが、実はお子さんは、生まれてすぐにもうママの言葉をちゃんと聞いています。

意味はわからなくても、しっかりと心でキャッチしているのです。たとえ「うちの子はほめるところが見つからない」というような場合でも、よくよく観察してみると、ひとつくらいは必ず良い点が発見できるもの。

そのたったひとつを「すごい!○○ちゃんはこんなことができるのね」と思いきりほめてあげると、お子さんは「これだけじゃなくて、もっとできることがあるよ」と、さらにできることをひとつ、またひとつと増やしていくでしょう。

●ママの「ありがとう」が、お子さんのやる気スイッチをONに!

お子さんは、よく自分の持っているものをニコニコしてママに手渡すことがあります。そんなときは、ママも笑顔で「ありがとう」と言ってあげましょう。ママのうれしそうな顔と、言葉から感じるニュアンスで、お子さんは「何かをしてあげると、ママが喜んでくれる」と感じとります。

そして、積極的にお手伝いをするようになったり、ママだけでなくお友だちや周囲の人にも親切にしたいという気持ちが芽生えます。お子さんが成長し大人になったときも、「ありがとう」と心から言われた経験があれば、人に対して素直に感謝の言葉を伝えられるようになるでしょう。

自分の記憶に残っていないような幼少時の頃に言われた言葉というのは、実は人の潜在意識の中に深く刻まれていて、一生の性格を大きく左右すると言われています。その影響力は、物心ついてから投げかけられた言葉よりも、むしろ大きいそうです。「まだ小さいから何もわからない」ではなく、「わが子は何でもわかる」と信じて、積極的に良い言葉のシャワーを浴びせてあげましょう。

●モチベーションをアップする、「よくできました」シール
「えらいね」「よくできたね」と声かけをしてあげることも重要ですが、たとえばおもちゃのお片付けができたときなど、カレンダーにシールを貼ったりするとお子さんのモチベーションもグッと上がります。

ママが手作りで"よくできましたシート"を作ってあげて、そこにシールを貼っていくのも良いですね。できればお子さんの喜びそうなシールを用意してあげると、それを貼るのを毎日楽しみにして、お片付けやお手伝いもスムーズに運ぶでしょう。ほんのちょっとしたママの気配りとアイデアで、子育てはとっても楽チンになりますよ。

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