子育てコラム
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夜中の授乳で精一杯だった日々が一段落すると、そろそろ「外との関わりも必要かな」と思い始める頃ですね。そんなときにおすすめなのが、“児童館”です。
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地域によっては、手遊びや絵本の読み聞かせ、子育て教室などをやっているところもあり、公園でドキドキしながら知らないママに話しかけるより、ママ友づくりもスムーズに行えます。雨の日や寒い日の遊び場としても最適です。公共施設なので、多くの児童館では入場料は無料です。まずは気軽に、近くの児童館に出かけてみてはいかがでしょう。
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●児童館デビューの適齢期は、生後5~6カ月
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赤ちゃんの首がすわり、ママ自身も子どもとの暮らしに慣れてきた生後5~6カ月くらいから、児童館デビューをするママが多いようです。たいていの児童館は、朝から夕方頃まで開館していますが、乳幼児を連れていくときは比較的空いている午前中がよいでしょう。土日も開いている児童館なら、休日に家族皆で行くこともできます。
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児童館には専門のスタッフがいて、乳児クラス・幼児クラスなどに分かれ、「赤ちゃんサロン」や「絵本の読み聞かせ」など、さまざまなプログラムを開催しています。催しがない日でも、自宅にはないような遊具を使って楽しく遊ぶことができます。
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ママ同士で自主運営している子育てサークルに参加するのも、ひとつの方法です。定期的に児童館に集まって、わらべうたや手遊びをしたり、子どものお誕生日会を開催するケースもあります。子育ての悩みも語り合えるなど、公園友達とはまた違った関係が築けるでしょう。
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●児童館を利用すると、こんなメリットも
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児童館を利用するメリットは、何と言っても子どもが楽しく遊べて、月齢の近いお友達ができることです。赤ちゃんの頃の友達づくりは、子どもの発達にとってそこまで重要ではありませんが、それでも月例の近いお友達と一緒に遊べるのは楽しいものです。
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また、ママ自身も子育てのことをいろいろ話し合え、お互いに助け合えるママ友をつくることをできます。児童館によっては、ママ同士が友達になれるよう、スタッフが積極的に働きかけてくれる所もあります。育児のことで何か悩みがあるときは、児童館のスタッフに相談すると、「なぁんだ、そんなに気にするほどのことじゃなかった」と安心できるときもあります。
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ママによっては「児童館に興味があるのだけれど、何となく行きづらい」という人もいますが、気負う必要はまったくありません。そもそも子育てファミリーのために作った公共施設なので、施設だってできれば利用してほしいのです。“屋根のある公園”ぐらいに考えて、気軽に利用するとよいでしょう。
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●児童館を利用するときに注意したいポイント
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そんなメリットいっぱいの児童館ですが、利用する際にはマナーを守ることも大切です。まず大前提は、体調が良いこと。「子どもが風邪気味だけど、家にいると退屈だから来ちゃった」というのは、他の人にうつす可能性もあるので十分注意しましょう。
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また、本来ならお昼寝や食事をしているはずに時間に、子どもを連れ出すのもNG。ママの都合ではなく、子どもの生活リズムに合わせて行動することが大切です。そして、おむつやおしり拭き、おむつポーチなど、月齢に合わせた持ち物も忘れないようにしたいですね。