子育てコラム
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「子どもの健康を考えると、できるだけ食品添加物のない物を買いたい」というのは、ママなら誰も が思うこと。でも、現実にはすべての食品を添加物なしで揃えるのは、不可能に近いかもしれま せん。
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子どもが幼稚園に行くようになると「あのお菓子が食べたい!」と、添加物の沢山入ったお 菓子を欲しがることもあるでしょう。そんな時、「これは体に悪いものが入っているから、食べられ ないのよ」と優しく諭すことができれば理想的ですが、「お友だちだって食べているよ」と言うことを 聞かない子もいます。
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ここで注意したいのが、あまり無理に食べたい物をシャットアウトしてしまう と、それがトラウマのようになってしまうケースもあることです。3 回に1 回は妥協して買ってあげ るというように、ある程度子どもの思いを受け止めた対処の仕方がよいでしょう。
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●お付き合いも大切にして、無理のない気配りがベスト
「ママ友からお菓子をいただいたけど、添加物が入っているので遠慮しました」というような話を聞 くことがありますが、それがきっかけでママ同士の仲がギクシャクする場合もあります。子どもの 健康に気を配ること自体は素晴らしいのですが、何事も「過ぎたるは及ばざるがごとし」。ほどほ どに周囲との関係を良好に保ちながら、気持ちよくお付き合いしたいものです。 -
「毎日もらうわけではないから、体にさほど影響はないでしょう」というぐらいの広い気持ちになっ て、家ではきちんとしたお菓子を与えるようにすれば問題ないでしょう。逆に、体に害のない手作 りのお菓子をこちらから差し上げたりすると、「これ、美味しいけどどうやって作ったの?」と、ママ 友の方から歩み寄ってくるかもしれません。
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●“入ってしまったら出す”というのも、ひとつの方法
一度口に入った添加物は体外に出ないのかというと、そうではありません。もちろん残ってしまう ものもありますが、発汗や排せつと共に身体の外に出てしまう添加物も、実は沢山あります。 -
身 体の除毒・解毒を促すために役立つのが、「食物繊維」や「ビタミンA・C・E」です。これらの栄養 素の入った食べ物を積極的に摂るように心がけると、ある程度の添加物の害から身を守ることが できるでしょう。
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●成分表示などを確認して、できるだけ自然に近い商品を
加工食品を選ぶ場合は、買う前に食品トレイや袋の裏側にある表示を確認し、あまりに添加物の 多い食品はできるだけ避けた方が賢明です。 -
また、野菜などは、農薬の使用が極力少ない商品 を選びましょう。最近は有機野菜コーナーを設けているスーパーも多く、昔に比べて「自然食品店 でなければ有機野菜を買えない」ということもなくなりました。
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一般の野菜と比べるとやや値段が 高めなので、家計を見据えながらほどほどにこだわって、食べる楽しみと健康の両方を考えた食 生活を送りたいですね。