子育てコラム

いつまで作るの?離乳食
~いちばん大切なのは"ビタミンI(愛)~

夜中に母乳をあげたりおむつを洗ったり、忙しい中で離乳食を作るのは大変ですよね。いつからふつうの食事に変わるのか、いろんな情報が飛びかっているだけに悩むこともあると思います。たいがいのご家庭では、最初のお子さんのときは一生懸命手作りで、二人目になると忙しさのあまり適当になってしまいます。

「上の子は丁寧に離乳食を作ってたのに、下の子は気が付いたらふつうの食事をあげてたわ!」というママも多いのでは?「二人目だって完璧にやらなくっちゃ!」とはりきり過ぎても、ストレスがたまって子どもをしかってしまっては本末転倒。何ごともほどほどが大切です。

●生後5か月頃が離乳食適齢期
ふつう5か月頃から離乳食が始まりますが、口をモグモグさせて食べたそうなサインを見せたら4か月頃からあげる場合もあります。栄養のバランスやおいしさを考えて野菜のおじやをお米から作ったり、最初の子のときはあれこれと工夫をこらしますが、そのことにあまり神経質にないよう気を付けましょう。

「上の子を完璧な離乳食で育てたら、大きくなって食事に神経質になってしまって、下の子はできる範囲で作っていたら何でもよく食べる子に育ったわ」なんていうケースもよくあります。

おばあちゃまがいらっしゃるご家庭、核家族のご家庭、共働きのご家庭など、いまはパターンもさまざまなので、状況に合わせてできることをやっていく心のゆとりが大切です。

●できれば家族一緒に、手作りの食事を
1歳になると、そろそろ幼児食がはじまります。家族で一緒に食卓を囲んで、同じものを食べられるのが、子どもさんにとってはとってもうれしい事だと思います。

もちろん柔らかめにしてあげたり、野菜を小さく切って食べやすくしてあげる工夫も必要ですが、たとえボロボロこぼしてしまってもしかったりせず、優しく見守ってあげましょう。

大切なのはこぼさずに食べることよりも、自分から食べようとする積極性なのですから。

最近は、パパが忙しくて一緒にお夕飯を食べられないご家庭が、増えています。お仕事なので仕方がないことですが、一緒に食べられる時間は大切にし、みんなで楽しく食事をしましょう。

そのときは、ママが作った手作りの食事がいちばん!「子どもは愛情を食べて育つ」と言われますが、ママが台所で一生懸命作った"ビタミンI(愛)"のこもった食事は、どんな栄養のあるベビーフードでもかないません。でも、「じゃあ毎日絶対に手作りで」なんて気を張ると疲れてしまいますよ。

キッチンの隅にベビーフードを常備しておくのも、かしこいママの裏技です。急な用事ができたり、子どもが熱を出したり、子育て中はハプニングが続出するもの。適材適所でかしこく対応して、楽しく子育てしましょうね♪

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